大作曲家『平尾昌晃』の巨額遺産を巡り「北朝鮮みたい」骨肉の争いの内訳

| まいじつ
大作曲家『平尾昌晃』の巨額遺産を巡り「北朝鮮みたい」骨肉の争いの内訳

何やら構図が北朝鮮を牛耳る金ファミリーの相続争いに似てきている。昨年7月に死去した作曲家の平尾昌晃氏(享年79)の三男で歌手の平尾勇気氏が9月25日、都内で遺産相続などについて、昌晃氏と三度目の結婚相手となった50代の義母との争いについて記者会見を開いた一件だ。

昌晃氏の最初の妻は1972年に結婚した16歳年下のHさん(当時、女子大生)で、2人目は78年に再婚した21歳年下の元歌手・Oさん、3人目が2013年に結婚した20年来のマネジャー、Mさんだった。

故・金正日総書記の妻は総勢3人どころではないが、長男・金正男は成恵琳(ソン・ヘリム)との間に、次男・正哲と三男・正恩が高英姫(コ・ヨンヒ)との間に生まれており、最後の妻となったのは、秘書(マネジャー)の金玉(キム・オク)だった。

「正日総書記の場合、成恵琳、高英姫、金玉との結婚生活はそれぞれ重複していますが、昌晃氏もHさんとOさんとの関係は重複しています。最初の妻との間に長男、二番目の妻との間に次男、三男、そして三男が後継者である点もまったく同じですね」(事情通)

家族関係、莫大な遺産など類似点は多い

昨年10月、Mさんは昌晃氏の音楽出版権管理会社とマネジメント会社の2社の社長に就任したが、勇気氏は、この就任経緯に不正があったとして、東京地裁に「取締役の職務執行停止」などの申し立てを行った。音楽出版権管理会社については、21日に地裁が申し立てを受理している。

勇気氏は2社について、「株主総会は行われていなかった。不実の登記だ」などと主張、さらに昌晃氏の遺産相続についても「多くの疑惑解明のため(Mさんに)法人書類の開示を求める必要がある」としている。一方、Mさんサイドは「不正はしていない」と反論、弁護士を立てて全面的に争っていく構えだ。

「昌晃氏の毎年の作曲印税額は約1億2000万円ともいわれており、この著作権の保護は著作者の死後、50年間保護されることから、ビルやマンションなどの不動産に加えて、この著作権料も合わせると遺産総額は60億円ともいわれています」(同)

対する金正日総書記の残した海外隠し資産は、3000億~5000億円! ケタは違うが、持てる者の争いのタネは尽きない。

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