一般社会は「19年前の淫行」で懲戒免職!『日村勇紀』という最悪の前例を作った芸能界

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16年前の淫行騒動が話題になっているお笑いコンビ『バナナマン』の日村勇紀。テレビ局の対応を見ると、日村には謹慎処分などが科せられず、通常通りこれからも仕事をこなしていくようだ。

世間でも日村を擁護する声が多数上がっているが、一方で「お咎めなしはあり得ない」「16年前だろうと淫行なんだから謹慎しろよ」「業界が束になって日村を守っていて気持ち悪い」といった意見もある。

果たして、日村に対する処遇は妥当なのだろうか。他のケースと比べてみよう。

まずは、日村と同じお笑い芸人の狩野英孝。狩野は日村とかなり似たケースで、ファンの17歳の少女と“合意の上で”淫行に及んだ。しかし日村と違う点は、

・最後まで狩野の相手は年齢を22歳と偽っていた(日村は16歳と知った上で淫行。狩野は“野生の勘”でウソを見抜いた)
・日村は相手が未成年と知りながらお酒を飲ませている。

つまり、日村と狩野を比べると、明らかに日村の方がタチが悪い。違うのは、“いつ”の出来事かだけだ。狩野はこの淫行によって、約4カ月にわたり自宅謹慎となっている。

19年前の淫行で懲戒免職になった高校教師

次は「高校教師」と比べてみよう。今年9月、定年間近の59歳の都立高校教諭が、“19年前”の淫行が発覚して懲戒免職の処分を受けた。この教師は教え子と“合意の上で”体の関係を持っていたようだが、「都の教職員の規定で、生徒と性的な関係を持った場合、合意の有無を問わずに処分の対象となる」という理由で処分されている。日村よりさらに昔の事実を持ち出されているが、処分には随分と差がある。

最後は「ミュージシャン」。17年4月にロックバンド『LONDBOY』のギター・りおが、年齢を偽った女子高生ファンと体の関係を持ち、逮捕された。

その後、女子高生が年齢を偽ったことが発覚し、りおは釈放されたのだが、活動を謹慎している。

警察が無罪と判断し、CMやテレビに出ているわけでもないのに、バンドは「知らなかったら何をしてもいいとは絶対に思いません。そして信用していたから、で済まされる話ではないと思っています」とコメントを発表していた。

日村の処分が果たして妥当かどうか。いずれにせよ、今後、誰かに同様の“事件”が発覚したとき、日村のした行為が「判定基準」となる。

芸能界はトンデモナイ“前例”を作ってしまったようだ。

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