NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン、女優の永野芽郁が、来年3月公開の映画『君は月夜に光り輝く』で北村匠海とダブル主演を務めるという。永野にとっては朝ドラ後、初の映画出演だ。
永野が主演を務めた『半分、青い。』は、平均視聴率が21.1%と好評だった。近年の朝ドラは『あさが来た』が23.5%、『とと姉ちゃん』が22.8%、『べっぴんさん』が20.3%、『ひよっこ』が20.4%、『わろてんか』が20.1%と高視聴率を記録し、『半分、青い。』を含めて6作連続で20%を超えている。
「現在、永野には各局のドラマや映画のオファーが殺到中と聞いています」とは芸能記者。しかし、朝ドラ女優は、その後の仕事の入れ方が難しいと解説する。
「日曜日以外の毎日放送され、半年間高視聴率をたたき出し続けている朝ドラ。そのため、主演女優は役のイメージが染みついてしまい、次の役を見つけるのに苦労してしまうのです」(同・記者)
これまでの朝ドラ女優を見ると、その後の対応の仕方は大きく2つに分かれるという。
露出を抑える有村方式
「1つは次々とドラマ、映画に出演して、朝ドラと違うイメージを上書きしていくやり方。もう1つはしばらく露出を抑えてイメージを消すやり方です。土屋太鳳は前者で、朝ドラ後、映画やドラマの仕事をひっきりなしに入れていきました。一方、後者の有村架純は、朝ドラ後1年間は、CMを除いて映画1本のみだったのです」(同)
永野はどうやら、有村型のようだ。世間からバッシングを浴びるほどの強烈キャラを『半分、青い。』で演じたが、その後の仕事は実に穏やか。
「年内に単発ドラマが入っているようですが、連ドラのオファーは断ったそうですよ」(同)
来春、同年代の女優・広瀬すずが朝ドラ100作目でヒロインを務める。永野は広瀬が朝ドラに拘束されている間に露出を増やし、一気に広瀬を抜くような大ブレークを狙っているのかもしれない。
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