「2018ドラフト会議」大学生・社会人の「注目野手」6人の“スゴさ”!

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「2018ドラフト会議」大学生・社会人の「注目野手」6人の“スゴさ”!

 今年のプロ野球・ドラフト会議は、大学&社会人の野手にも注目選手が目白押しだ。

 何といっても注目は今年の大学生No.1野手と評される立命館大の辰巳涼介外野手だ。身長178センチ、体重68キロと細身ではあるが、その身体能力は高く、脚力は何と一塁到達タイムで驚異の3秒71を叩き出したほど。これは阪神で活躍した赤星憲広の3秒74を超えるレベルの速さなのだ。東北楽天の愛敬尚史スカウトが「足と(遠投120メートルの)肩は今、プロに入っても1軍でトップレベル」というようにプロも高評価。さらに打撃も2年生時の日米大学野球で豪快なバックスクリーン弾を放つなど、細身ながらツボにはまれば150キロ超のヘッドスピードで一発長打も期待できる。

 大学進学後は1年春からレギュラーの座を勝ち取り、8季で通算95試合に出場し、通算打率3割2分4厘をマーク。2年と3年の秋、及び4年の春にベストナインを獲得したほか、この4年春には打率4割2分9厘のキャリアハイをマークしてMVPも受賞している。リーグ戦最後となった4年秋には48打数18安打で打率3割7分5厘を記録し、初の首位打者を獲得した。振り切るスイングで鋭い打球を弾き返す左の好打者である。

 大学生内野手なら東洋大の大型セカンド・中川圭太。1年春からレギュラーの座をつかみ、4年春までの7季のうち、一部リーグで計63試合に出場。打率は2割8分9厘ながら、69安打中23本の長打(うち本塁打8本)を記録し、そのパンチ力とミート力でプロのスカウトから高い評価を獲得した。力強いスイングから強打を放つ右の強打者で、右方向への打球も持ち味の1つ。国際大会で打率4割1分5厘と高い結果を残したように勝負強さも魅力だ。

 高卒の捕手はそのほとんどが将来性を見込まれて指名されるが、大卒ならば即戦力の期待がかかる。そういう意味で今年は2人の捕手に注目したい。まずは亜細亜大の頓宮裕真だ。二塁への送球2秒を切る強肩に加えて右打席から放つ長打力も魅力。1年春からリーグ戦に出場し、4年春までの7季で打率2割5分2厘ながら、9本塁打を記録。この秋のリーグ戦では3戦連発の4本塁打を放つなど、さらに評価を高めている。

 強肩なら大阪商業大の太田光も負けていない。

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