昭和の男の子たちは“仮面ライダーごっこ”が定番の遊びだったこともあり、切り傷や擦り傷が絶えなかった。当時は「舐めておけば治る!」「葉っぱに唾を吐いて貼っておけば大丈夫!」などと言われ、その通りにしたものだが、それはあまりいい対処法とは言えないのは今や常識。考えてみれば分かるが、口の中の雑菌が傷口から入ってしまうこともあるからだ。
切り傷にしても擦り傷にしても、基本的な応急処置はまずは流水で傷口を洗い流すこと。傷口やその周辺に付いている砂やホコリなどのいわゆる異物を取り除くためには必要なことだ。
秋の紅葉シーズン真っただ中で、山などに出掛ける機会が多いこの季節。必然的にちょっとした不注意で切り傷や擦り傷を作ってしまうこともある。そんなときに身近にあるもので治す方法があるので紹介しておこう。
古くからヨーロッパや中国に伝わる民間療法の1つに「卵の薄皮を使ったすり傷の処置法」がある。卵の薄皮とは、殻の内側に貼りついている半透明状の膜のこと。これを剥がして患部に貼り付けると、皮膚の細胞が活発に増殖して治りにくい擦り傷やちょっとしたやけども短期間に、しかもキレイに回復するという。
「料理に使用した生卵の殻を用意します。内側をよく洗い、1時間ほど水につけておいてから薄皮を剥がしてください。それをそのまま患部に貼ればOKです。乾かして保存しておくこともできます。水につけて元に戻せば同じように使うことができます」(健康雑誌ライター)
卵の薄皮は破れにくく剥がれにくい、いわば天然の絆創膏。しかも透明なので全く目立たない優れものだ。プロレスラーの中には激しい場外乱闘で額が割れてしまったときに、この薄皮を使う人も多いという。
「卵殻膜を構成する成分には、コラーゲン、ヒアルロン酸、グルコサミンなど、肌の再生に欠かせないものが含まれおり、人の肌や髪の毛と非常に近い18種類のアミノ酸から組成されています。自然に皮膚細胞を増やし、皮膚の回復を早めてくれるのです」(同・ライター)
卵は最も手に入りやすい食材。いざというときのために覚えておいて損はない。
“葉っぱにツバ”はアウト! 知っておきたい現代のお手軽傷口療法
2018.10.26 20:00
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