“クセ者”元木大介の巨人再建案「二宮清純のスポーツ一刀両断」

| 日刊大衆

 古巣への復帰となれば14年ぶりだ。OBの元木大介が来季、原巨人のコーチとして入閣することが内定した。周知のように現役時代のニックネームは“クセ者”。名付け親は長嶋茂雄監督だ。

 現役時代には“クセ者”らしく2度も隠し球を成功させている。引退後、中日や阪神で監督を務めた星野仙一から「巨人で一番嫌だったのはオマエだ」と言われ、「僕にとっては最高の褒め言葉」と頬を緩ませていた。蛇足だが、元木はチームメートにまで隠し球を仕掛けている。紅白戦で標的にされたのが前ヘッドコーチの村田真一だ。

「いい加減にしろ、オマエ。ぶっ殺すぞ!」 顔を真っ赤にして怒った村田だが、後の祭り。油断もスキもあったもんじゃない。1点差試合の勝率がリーグワーストの3割3分3厘を記録するなど接戦に弱い巨人を再建するにはうってつけの男と言えるだろう。

 リーグ優勝から見放されること4シーズン。今季も優勝した広島に13.5ゲーム差をつけられた。CSファイナルステージは広島にスイープで退けられた。セ・リーグ王者との差は歴然としている。いったい、どこから手を付ければいいのか。以前、元木はこんな不満を口にしていた。

「今の巨人はベンチから声が出ていない。これって小さいようで大きいことなんです。というのも強いチームは例外なくベンチから大きな声が出ている。それだけ皆が試合に入り込んでいるということです。入り込んでないと、声を出そうにも出ませんから。広島などは選手も控えも一体となって戦っている。ところが巨人のベンチを見ると、一番前で大声を出しているのは決まって坂本勇人。若い選手は何をやっているのか。(若手が)おとなしくベンチに座っているようじゃチームには活気が出てきませんよ」

 カラ元気でもいいから、おとなしいヤツよりは元気なヤツを使いたくなるのが首脳陣。元木は、そんなことも言っていた。“クセ者”に課された使命は重い。

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