進行すると鼻が落ち、痴呆になる最悪の性感染症・梅毒の感染者が増えている。
国立感染症研究所によると、梅毒の届け出数は、2014年頃から急激な増加傾向にあり、昨年は年間報告数が44年ぶりに5000例を超えた。
梅毒の年間報告数は長く1000例以下で推移していたが、'11年から徐々に増加し、'14年からは男女ともに急増。'17年の報告数をみると、東京都が1777例と圧倒的に多く、次いで大阪府(840例)、愛知県(339例)、神奈川県(322例)と、都市部で圧倒的に多いことが分かる。年齢別では、男性が20〜40代、女性は20代の感染が目立っている。
山梨大学医学部名誉教授の田村康二氏が言う。
「現代はタブーがないから、自由奔放に性的なことをやる時代です。ただ、性行為をする際、コンドームを着用すれば感染は防げる。知識を持って行動していれば防げるんですけどね」
世田谷井上病院の井上毅一理事長は、こう指摘する。
「この症状があれば梅毒だ、と鑑別することは難しく、症状がない期間も感染力はあるから厄介です」
梅毒に感染すると、3週間前後の潜伏期間を経て、まず侵入部位に無痛性の潰瘍ができるが、すぐに消失。さらに3カ月経った頃に発疹がみられることが多いが、こちらも自然に消失するため見逃されやすいという。
「梅毒はなかなか治らない。しかし、データがよくなると、来なくなる人がいるから困るんです」(井上氏)
やはりというべきか、風俗産業が温床になっている側面もあるという。
「報告数が急増した岡山県岡山市での調査では、'17年に異性間性交渉で感染した男性のうち、過去数カ月以内に風俗店の利用のあった患者は71・2%。女性では25・9%が風俗嬢だった」(厚労省関係者)
井上氏が続ける。
「世界中から人が集まってくる2年後の東京五輪が非常に心配です」
風俗が温床に!? 梅毒感染者急増で東京五輪ピンチ
2018.11.01 22:00
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