流行語大賞について語るよ!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載232

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流行語大賞について語るよ!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載232

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第232回 流行語大賞について語るよ!

 昨日(11月7日)発表された、2018年の「流行語大賞」候補。みなさんはもう、チェックなさったかしら?
今回も「悪質タックル」「(大迫)半端ないって」「金足農旋風」「カメ止め」「高プロ(高度プロフェッショナル制度)」「Tik Tok」「#MeToo」など、30の言葉が選ばれているんだけど、例年通り、「たしかにそれ、一時期よく聞いた」というものから、初耳のもの(恥ずかしながら、「翔タイム」「ご飯論法」あたりは知らなかったわ)までさまざま。

 ノミネートされた言葉の中で「流行語大賞に選ばれてほしい」と思うのは、やはり「おっさんずラブ」かしら。ドラマの内容については賛否両論あるみたいだけど、アタシは「おっさんずラブ」って、「人々が男同士のカップルに対し何の疑問も抱かず、ただ祝福する」というシーンを、日本の地上波ドラマで(おそらく初めて)実現させた、画期的な作品だと思っているの。流行語大賞とって、さらに話題になってほしい……。

 一方で、「あれ? 候補に入らなかったんだ?」と思ったのが「アムロス」。ライブツアーDVDがミリオンを達成したし、ラストライブ前後、沖縄にはファンが殺到したし、かなりの話題性と経済効果はあったはずなのに。沖縄出身アーティストということで、DA PUMP(ダサかっこいい/U.S.A.)と微妙にかぶるせいかしら……。もっとも、デビューから20年以上経った今、DA PUMPが流行語大賞候補に選ばれるというのは、それはそれで感慨深いものがあるわね。

 あと、個人的に候補に入ってほしかったのが、「半分白目」。「半分白目」というのは、前期の某朝ドラに不満や憤懣を抱いた視聴者が、グチを呟く際に使っていたハッシュタグなんだけど、アンチの人たちに連日燃料(炎上ネタ)を与え続けたあのドラマ、ある意味画期的だったと思うの。アタシもなんだかんだ言いながら、結局最後まで観ちゃったし。
 そしてもう一つ、アタシの周り(というか、ツイッターのタイムライン)で今年しばしば見かけたのが「アレクサ(Amazonの音声AIアシスタント)、~やって」。

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