W杯出場国が欧州各地で熱戦 アイルランドはアルゼンチンに競り勝つ

| ラグビーリパブリック

 11月のインターナショナルマッチシーズンが本格的に始まり、ヨーロッパ各地で現地時間10日、熱戦が繰り広げられた。来年のワールドカップで日本と同組に入るライバルたちは、アイルランド、スコットランド、ロシアが勝利し、サモアは惜敗した。

 世界ランキング2位のアイルランドは地元ダブリンで南半球4強の一角であるアルゼンチンと対戦し、28-17で厳しい戦いを制している。58分(後半18分)にSOジョニー・セクストンのPGで逆転すると、66分にはゴール前中央のスクラムから、「8-9」でボールをもらったSHルーク・マグラーが軽快なステップでゴールに持ち込み、貴重な追加点を獲得。アルゼンチンには1トライしか許さず、競り勝った。

 世界ランキング7位のスコットランドは、日本よりランキングが1つ上(10位)のフィジーとエディンバラで対戦。前半競ったものの、フィジーにイエローカードが2枚出たあと数的有利を活かして逆転し、WTBトミー・シーモアのハットトリックなどで後半突き放して54-17で快勝した。

 2019ワールドカップ開幕戦で日本とぶつかるロシアは、地元クラスノダールで、アフリカ予選を圧倒的強さで勝ち抜いたナミビアと対戦し、7トライを挙げて47-20で制している。

 サモアはスペインのサン・セバスティアンで同じくワールドカップ出場国のアメリカと対戦し、2点リードで迎えた試合終了間際、反則を犯してしまい、アメリカのSOウィル・ホーリーに逆転PGを決められ、29-30で敗れた。

 その他、世界ランキング1位のニュージーランドは16-15でイングランドに辛勝。

 世界ランキング3位のウェールズは来年のワールドカップで同組に入るオーストラリアと前哨戦をおこない、両チームともトライが生まれなかったロースコアのゲームで、6-6で迎えた77分、SOダン・ビガーが勝ち越しのPGを決め、9-6で競り勝った。

 今年の南半球4か国対抗戦で王者ニュージーランドと互角の戦いを演じた(9月の第1戦では勝った)南アフリカは、パリ郊外でフランスと対戦し、80分を超えた熱闘の末に29-26で劇的な逆転勝ちを収めている。

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