競馬界に名を残した地方出身馬たち。その名を冠したレースは全国に数多くあるが、その中でも注目の2鞍が今週開催される。
まずは、笠松競馬が生んだ名牝を称えた『第5回ラブミーチャン記念』(11月8日)だ。'77年創設当初は『サラ・プリンセス賞』というレース名で開催されており、遡ればライデンリーダーやオグリローマンなど名馬の名がずらり。'10年よりグランダムジャパン2歳シーズンに指定され、地方競馬全国交流競走(SPⅠ)となってからは、未来のスター候補馬の登竜門的レースとなっている。
門別ノースクイーンC、水沢ビューチフルドリーマーCともに2連覇中のジュエルクイーン('14年優勝)、後に船橋に移籍し黒潮盃、ロジータ記念を制したミスミランダー('15年優勝)、高知優駿を勝ったディアマルコ('15年4着)などは全国区での活躍を見せており、また昨年の1着チェゴ(当時は笠松所属)、3着エグジビッツはどちらも北海道をけん引する3歳牝馬として活躍している。
'09年全日本2歳優駿を制覇し、同年2歳としては史上初のNARグランプリ年度代表馬に輝いたラブミーチャン。彼女に続く名牝の誕生を期待したい。
さて、続いては大井競馬で開催される『第51回ハイセイコー記念』(11月14日・S2)だ。'68年に『青雲賞』としてスタートした2歳馬のマイル戦。第5回勝ち馬であり'00年に30歳で天寿を全うしたハイセイコーを称え、'01年から「ハイセイコー記念」と名称を変更した。
過去10年から傾向を探ると、単勝1倍台の人気を背負った断然の人気馬が4頭も負けており、素質馬といえども簡単に勝たせてはもらえない難解なレースでもある。'14年優勝馬ストゥディウム、'08年優勝馬ナイキハイグレードは羽田盃、'17年優勝馬ハセノパイロ、'14年7着のラッキープリンスは東京ダービー、'09年3着のマグニフィカはジャパンダートダービーを制したように、ハイセイコー記念に出走した中には、後のクラシック馬が潜んでいることが分かる。「怪物」と言われたハイセイコーに少しでも近づく、大物2歳馬の登場となるか注目の一戦だ。
わくわく地方競馬
2018.11.13 15:00
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