試合前日、トゥイッケナムの感触を確かめた日本代表。(撮影/毛受亮介)
トゥイッケナムでのイングランドとのテストマッチを翌日に控えた日本代表が11月17日、競技場を訪れ、短い調整をおこなった。
前日練習は午後1時から、今週使っていたグラウンドで35分ほど行ったという。そのため、聖地の芝にいた時間は十数分ほど。スクラムを組んだり、SO田村優がキックを蹴るなど、感触を確かめるにとどまった。
練習後の会見にはPR具智元、SO田中史朗、FLリーチ マイケル主将が出席。具は3か月前に左足の靭帯を痛めたが、11月の代表戦に間に合うようにリハビリしたという。「間に合ってよかったです」と笑顔。
「明日は久しぶりの試合で少し緊張してます。それをいい方向にもっていきたい」
田中は明日の試合がチーム最多の69キャップ目となる。トゥイッケナムは2014年、バーバリアンズに選ばれたとき以来だが、当時は出場はなし。
「悔しい思いをしたので」
先発は今年6月のイタリアとの第2テストマッチ以来となる。
「コミュニケーションをとって、FWを動かしたい。FWがやりやすいよう声を掛けるのが一番」
イングランドの記者に「明日はFWが前に出られないと思うが」と問われると、「重さ強さはイングランドが上かもしれないが、僕たちにはスピードがある」と、速さで相手を攻略する。