「イッテQ!」宮川大輔の祭り企画「111本のうちホンモノは?」

| アサジョ
「イッテQ!」宮川大輔の祭り企画「111本のうちホンモノは?」

 水が張ってあって、その上に架けられた橋を障害物を避けながら渡る。テレビのバラエティ番組で見慣れた光景が、海外に実在する祭りのワケがなかったのかもしれない。

 11月15日、ヤラセ疑惑問題に揺れる「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)について、都内で開かれた日本民間放送連盟の定例会長会見で日本テレビの大久保好男社長が「当面、お祭り企画は休止といたします」と表明した。また、矢面に立たされている出演者に対しては「宮川さんをはじめ、『イッテQ!』にご出演いただいているタレントの皆さんに何の落ち度も責任もないことは明らかです」「出演者の皆様には、お詫びする責任はありません。日本テレビの責任で謝罪をされたのは、そういう事態に至ったのは恥ずかしい思い。内村(光良)さんに対して申し訳ない。内村さんにもお詫びしなければいけない気持ちです」と述べている。

「この場では、宮川大輔が出演した111本のお祭り企画について調査中と述べましたが、そんなことは制作スタッフに聞けばわかること。ネット上でも『111本中、本当の祭りは何件だ!?』『言い訳をだらだら言ってないで、その祭りが存在してるのか作ったのか調査しなくてもすぐ分かるだろ』と、その場しのぎの印象が否めないコメントに苛立ちを隠せません。また、“原爆Tシャツ問題”の防弾少年団(BTS)を引き合いに出し『BTSが最初に謝罪すべき相手がファンではなくて国や団体であるように、まずは出演者じゃなくてロケに協力してくれた、そして文化をでっち上げて迷惑をかけた国に謝罪したら?』という指摘もあります。実際にラオスの情報文化観光省は『そんな祭りはラオスにはない』と怒り心頭という報道もあります。大久保社長は『番組の制作陣が祭りの企画の解釈を拡大しすぎて、視聴者の皆様が祭りという名前でイメージするには無理があるものまで祭りとして扱ってしまった』と反省を述べ、制作スタッフは『祭り企画の枠ではなく、一般的なチャレンジ企画として“自転車で橋を渡る宮川大輔さん”として放送すべきだった』と反省しているとも話していますが、この様子では、ほとんどのお祭り企画が、急造のでっち上げだったのではという疑念を持たれても仕方ないでしょう」(テレビ誌ライター)

 一方で、同番組の視聴者からは「面白いから祭りシリーズ続けて欲しかった。残念」と惜しむ声も。ほんの少し、企画にスパイスを振りかけるつもりの「世界の珍しいお祭りに宮川大輔が挑戦」という舞台設定が、命取りになってしまったようだ。

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