「相棒」でシャブ山シャブ子を怪演した「江藤あや」の素性

| アサジョ
「相棒」でシャブ山シャブ子を怪演した「江藤あや」の素性

 11月7日放送の「相棒 season17」(テレビ朝日系)第4話に登場した薬物依存症の女性キャラクター「シャブ山シャブ子(正式役名・西田信子)」が話題になっている。

 日中の公園に白い半袖Tシャツに緑の短パンを着用して現れたその女性は、手にはハンマーを持ち、ガニ股で足を引きずるように歩き、髪はボサボサで目の焦点も合っておらず、見るからに常軌を逸脱した様子。ベンチで電話中だった生活安全部の刑事、百田のそばに忍び寄るといきなりハンマーを振り下ろし高笑いしながら殺害。取調室に連行されると「シャブ山シャブ子です! 17歳です!」と注射痕だらけでどす黒く変色した腕で、目の前の何かを払いのけるようなしぐさをし続けながら目を泳がせるという、正味3分ほどの出演だったのだが、放送中からネットは騒然。あまりに鬼気迫る演技が話題となった。

 一方で放送後には「こんな薬物依存症者はいない。間違った印象を植えつけるし、薬物依存症者に対する人権侵害」と「ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子氏がツイッターに投稿。ネット上には同様の書き込みが医療関係者から多数あがった。さらに11月14日に開かれた衆院厚生労働委員会でも「シャブ山シャブ子」は薬物依存症者に対する偏見を助長する描き方ではないかとの指摘があり、根本匠厚労相が薬物依存症患者について「正しい理解の普及に努めたい」と言及するひと幕まであった。

「これだけ話題になっているシャブ山シャブ子を演じたのは、現在は小劇場を中心に活動している江藤あやです。今月11日まで上原多香子の夫であるコウカズヤ脚本・演出による舞台『黴‐かび‐』に出演していました。16日公開の吉田羊が虐待する母親、その息子を太賀が演じている映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』にもチョイ役で出演しています。これを機にブレイクの予感がすることから、一部では“熟年に夢を見せてくれるスーパースター”と呼ばれているのだとか」(芸能ライター)

 実は、和風のしっとりした美人顔の江藤。次回作に期待したい。

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