『長頭人』とは上記の写真のように“人為的に頭を長くすること“を、ごく日常的に行っていた人々の事を指す。この奇妙な風習は、なんと紀元前2000年頃から20世紀の初めまで行われ、実際に古代の墳墓からは長頭の頭蓋骨が多数発見されているのだ。
長頭にする方法はこうだ。残酷なようだが、まず生まれたばかりの“柔らかい赤ん坊の側頭部“を両手でグイグイと締め付け、細長くなるように成形し、頭全体を硬い布などでグルグル巻きにするという、なんともエグい処置を施す。
あとはそのまま赤ん坊が成長すれば“細長い形“で頭蓋骨が固まり、長頭人が出来上がる。正式には『頭蓋変形』というが、この風習は古代において、中央アジアやヨーロッパなど世界中で行われていて日本でも例がある。特に南米から中南米で幅広く行われ、『マヤ文明』では頭蓋変形を、ほぼ全ての赤ん坊に施していたという。
しかし多くの専門家が「なぜ彼らは頭蓋変形を行っていたのか?」について明確な答えを出せず、現在でも激しい議論が続いているそうだ。
遺伝子学の専門家によれば、人類は将来的に“宇宙空間への進出“と“脳の肥大化“が避けられないという。例えば※10万年後の人類は「誰もが今よりもずっと大きな額を持ち、薄暗い宇宙空間に適応するため『プリクラ』も真っ青なほどの“超デカ目“になる」と予想している。
つまり他の惑星で人類と同じ様な進化を経て宇宙に進出した高度な知的生命体は、著しい脳の肥大化により、目が大きい長頭人のような姿をしている可能性が高いのだ。