実は嫁への愛だった!?「秋茄子はヨメに食わすな」の意味・由来

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実は嫁への愛だった!?「秋茄子はヨメに食わすな」の意味・由来

「秋ナスはヨメに食わすな」

この言い回し、ご存知でしょうか?

実はこの言葉、いろいろな解釈があるのです。今回はこの「秋ナスはヨメに食わすな」という言い回しについて、その解釈をまとめてみました。

嫁いびり?秋ナスをヨメに食べさせてはいけない理由とは?

有名な解釈の一つが、秋ナスはとても美味しいので他家から嫁いできた嫁なんかに食べさせるのはもったいないという、姑さんの意地悪な気持ちを表しているというもの。

また、ヨメが「嫁」ではなく「夜目」を表すという解釈もあります。「夜目」とは夜に目が利いてあちこち動き回るネズミのことです。つまり、秋ナスはとてもおいしいものなので、うっかりネズミに食べられてしまうのはもったいない!という意味になります。

姑が秋ナスを本当に食べさせない理由とは?

一方で、姑が嫁に秋ナスを食べさせたくないのは、単なる意地悪ではなくて、嫁の体を労わってのことだとする解釈もあります。

つまり、夏野菜のナスには体を冷やす働きがあるので、涼しくなってきた秋にナスを食べて出産を控えたお嫁さんの体が冷えすぎないようお姑さんがきずかったものだとする解釈です。

また、「秋ナスは種が少ないので子供ができづらくなる」という縁起かつぎの意味も込められているようです。

本来は二つ目の意味で使われていた言葉が、若くて経験の浅い新妻が姑のいじわるだと早計し、一つ目の意味になったのではないかとも受け取れます。いずれにしろ、姑の年長者としての想いと嫁の気持ちは昔から理解しあうのが難しかったのかもしれませんね。

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