地面に彫られた4000年前のボードゲームが発見される(アゼルバイジャン)
2018.12.14 23:34
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カラパイア
image credit:wikipedia public domain
なんかすごく親近感。大昔の人々もゲームに興じていたようだ。
アゼルバイジャンにある古代の岩窟住居の床に、何らかのパターンを持つ小さな穴が発見された。実はこれ、4000年前に遊牧民が遊んでいた古代のボードゲームだったのだ。
そのゲームは「58ホールズ」と呼ばれるもので、古代の人々に大流行したものだ。現代のバックギャモンに似たゲームだという。
・遊牧民がプレイした58ホールズ
昨年、世界遺産でもあるアゼルバイジャンのゴブスタン国立保護区内にある岩窟住居を訪れた米自然史博物館のウォルター・クリスト(Walter Crist)氏によれば、それは「58ホールズ」というゲームなのだという。
「ハウンド・アンド・ジャッカル」とも呼ばれており、紀元前18世紀の古代エジプトを治めたアメンエムハト4世の王墓からも動物を象った同じゲーム盤が発見されている。
しかし、アゼルバイジャンで見つかったものは、古代エジプトの品よりもさらに古いという。
近くで見つかった岩絵の調査からは、それが紀元前2千年紀(3000~4000年前)のものであることが判明している。
この時期、アゼルバイジャンで暮らしていたのは牛を飼う遊牧民だったろう。