熊谷で決めた! 流経大と大東大が大学選手権準々決勝へ。

| ラグビーリパブリック

筑波大相手に2トライと活躍の大東大WTB土橋永卓。(撮影/小倉元司)

 関東大学リーグ戦の2チームが準々決勝進出を決めた。

 12月16日に埼玉・熊谷ラグビー場でおこなわれた第55回全国大学選手権で流経大と大東大がそれぞれ快勝した。流経大は福岡工大に63-26、大東大は筑波大に31-7だった。

 1回戦の北海道大戦に108-0、2回戦の朝日大戦に55-40。高い攻撃力を見せつけて勝ち上がってきた福岡工大は、この日も積み上げてきた得点力を見せた。もともとはBKながら、今季はチーム事情でバックローに入るFLシオエリ・ヴァカラヒ、NO8ソセフォ・ファカタヴァの爆発力がチームに勢いを与えたからだ。FB佐竹克基、WTB帆足海星もキレのある走りを見せ計4トライ。26点を奪った。

 ただ前半の36失点が大きく、目標のベスト8進出はならなかった。

 ファーストタックラーの精度が低く、ランプレーを仕掛けられると防御を破られる。アンストラクチャーの局面にも対応できず、前半に失った6トライを挽回できなかった。

 試合終了前の10分に4トライを重ねられて大きく差を広げられたが、ハーフタイム後の30分は前半の反省を活かして修正できた。佐竹主将は新シーズンに向け、「後輩たちが今年足りなかったところを埋めていってくれると思っています」と話した。

 勝った流経大のLO山川遼人主将は、「自分たちのテンポの時はいいが、そうでないときにバラバラになってしまう。1週間でやれることをやる」と話し、次戦の帝京大戦に全力をぶつける覚悟を示した。

 第2試合では、勝者の大東大が強味を出して勝利をつかんだ。

 先に3トライで先行したモスグリーンのジャージー。前半8分、相手ゴールライン前のスクラムを押し込んで、FL湯川純平がインゴールにボールを押さえた。その4分後には、自陣22メートルライン付近での相手ボールラインアウトでボールを奪うと積極的に攻める。

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