風邪は「かかる」もの?「ひく」もの? 言葉のルーツは漢方にあった

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風邪はひきたくない(画像はイメージ)

[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2018年12月3日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、風邪はなぜ「ひく」というのかについて調べていました。

ほかの病気は「かかる」などと言いますが、風邪だけは「ひく」ですね。なにか秘密はあるのでしょうか?


風邪はひきたくない(画像はイメージ)
諸説ある

金沢市内で50年以上医師をしている方に聞いてみたところ、やはり「わからない」という答え。そして風邪以外に「ひく」という病気も聞いたことがないとのことでした。

市内の漢方専門薬局で聞いてみると、諸説あるそうですが、「風邪」は「ふうじゃ」といわれる「風の病」で、漢方の分野から生まれた言葉であるそうです。

そして、「風邪をひく」の語源は「風の邪気を引き込む」からではないかと。「邪気」というのは、東洋医学で季節や気候によって起こる体調変化や病気の原因です。

また、「六淫(りくいん)の病邪」と言われるのが「風」「湿」「暑」「燥」「寒」「火」。これらが原因で邪気が引き込まれると考えられています。

風は体に起こる症状がいろいろな場所に移動したり変化したりする性質があり、じんましんや風疹の症状も風の邪気なんだそうです。「風邪」の語源は「風」から。とてもシンプルだったのですね。(ライター:りえ160)

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