『下町ロケット』現実ではありえない「イジワル」描写に批判続出

| まいじつ
(C)Rachata Teyparsit / Shutterstock

12月16日に放送された『下町ロケット』(TBS系)第10話が、視聴者から「ドラマの演出と現実に違いがありすぎる」と猛批判を浴びている。

2015年の大ヒットを受けて今季放送されている第2シリーズでは、佃航平(阿部寛)率いる佃製作所が農業用の無人トラクターの開発にいそしんでいる。第10話では天才技術者・島津(イモトアヤコ)が佃製作所に加入することが決まり、トラクターの開発そのものは順調に進んだ。

ただ、佃いわく「実験できる農場を探し回っているが見つからない」という。佃らは新潟で農家や農協職員らに頭を下げ続けたが、農家からは「あの下請けいじめをしてる大企業でしょ?」などと断られた。

職員が独断で融資断る…「農協からクレームが来るのでは」

さらに米どころ・新潟に住む農業関係者からの「嫌がらせ」にも似た行動は続いた。ドラマでは、新潟・燕が大雨に見舞われ、水田が壊滅的な被害を受けたという展開に。佃製作所の元従業員・殿村(立川春談)は農協に500万円融資するよう懇願するが、農協の職員・吉井浩(古川雄大)は「困っていたら金ですか」とピシャリ。「融資の条件は満たしている」と訴える殿村だが、「融資するか決めるのはウチ」と突っぱねられてしまった。

農協が農家に融資することはよくあるが、ドラマでは窓口で一職員の独断で断っていた。視聴者はドラマで描かれた農協について

《農協の実態がリアル過ぎて笑える》
《農協の陰湿さって、これネタじゃないんでしょ?》
《農協ってみんなあんな感じなんだろうか? だとしたら、農協ってクソだな》

と批判する声が相次いだ。

一方、農協に関する知識を持つ視聴者からは違和感を示す声も。

《こんな農協の人はさすがにいないだろ》
《農協で働いていますがホントの農協の融資担当の人は、あんな意地悪な人いませんので。皆さん、誤解しないでくださいねー》
《農協からクレーム来ないのかな?》
《融資であんな対応したら大問題になるぞw》

などと言及。現実の農協はドラマのように融資を職員の「独断」で断ったりしない、と指摘していた。

現実と乖離した描写は批判を浴びかねない。

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