38名はまた一歩、大舞台に近づいたか。
12月17日、日本代表 第三次ラグビーワールドカップトレーニングスコッド(RWCTS)が発表された。11月のテストマッチシリーズを戦ったメンバーを中心に、FW 23名、BK 15名の名前がリストに載った。
2019年ワールドカップへ向けた強化ストラクチャーでは、同スコッド、サンウルブズ(スーパーラグビー日本チーム)が連携して活動し、大会へ向けた道を歩んでいく。
今回発表されたメンバーは全員サンウルブズとも契約する。日本代表側は38名について各チームに対し、1月のトップリーグカップでの起用を控えてもらうように要請する(プロテクト)。
また38名は、1月に始動するサンウルブズ組と、2月に動き出すRWCTS組に分けられる。サンウルブズ組は日本代表資格のない有力外国人選手=マーキープレーヤーたちと2月中旬開幕のスーパーラグビーを戦い、RWCTS組は3月から5月にかけて、ニュージーランドやオーストラリアのスーパーラグビーチームの控えメンバーたちと国内外で6試合ほどおこなう予定だ。
RWCTSの活動や試合には、今回同時に発表されたNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)メンバーも引き上げられる。
この時期に今回の発表をおこなったことについて薫田真広・男子15人制日本代表強化委員長は、「(プロテクトによる)選手たちの休養期間を確保したいのが理由」とし、「それぞれの選手たちが自分のいる位置を知ることによって競争も高まると思う」と話した。
前述の活動を通して強化を進めたチームは、6月から日本代表としての活動を始め、7月から8月にかけてパシフィック・ネーションズカップを3試合戦う予定だ(7月下旬と8月上旬に国内戦。その後、海外戦)。