江戸時代に描かれたヘタウマ日本画といったらどんな絵師の作品を思い浮かべますか?Japaaanでも何度か紹介している仙厓義梵(せんがいぎぼん)や耳鳥斎(にちょうさい)が思い浮かぶ人も多いでしょう。
しかし!Japaaanでまったくマークしていなかった絵師のヘタウマ作品がこのほど初公開されることになりました。その絵師とはなんと江戸幕府 第三代将軍「徳川家光(とくがわいえみつ)」なのです。
初公開となる家光の作品がこちら。
徳川家光 《兎図》(部分)
殿!センス抜群じゃないか!
この作品は徳川家光が描いたとされるウサギの絵。ユルくて良いなぁ。描かれてから300年以上の時を経てもなお人の心を揺さぶるパワーがこの絵にはあるわけです。ヘタなのかウマいのかよくわからないけど、とにかく可愛すぎるぞ将軍!
家光が描いた作品はこの作品を含めて十数点しか発見されていないそうですが、2019年3月16日から府中市美術館で開催される「春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」という展覧会で、家光の本作が公開されるんです。