1986年10月31日、和歌県和歌山市の浜の宮海岸で、7体の焼死体が見つかった。死体はいずれも女性で、死因は焼身自殺。浜辺には彼女たの無惨な亡き骸が打ち捨てられていた…。
地元警察による捜査の結果、亡くなった女性たちは皆、キリスト教系新宗教教団「真理の友教会」の信者で、教祖の宮本清治が病死したことによる後追い自殺だったことが判明する。7人の女性たちは、生前、宮本の身の回りの世話をし、生活費も工面して「神の花嫁」と信者たちから呼ばれていた女性たちだった。
この「真理の友教会」は、宮本清治が開いた、エホバを主神とする宗教団体である。教義は「正しい人生を歩んで心を清めること」、「救いを死後の天国に求めること」などを掲げるが、特に教典などはなく、宮本の言葉こそが教義だったという。教団は1950年に創始され、1976年に事件が起こる浜の宮海岸近くへと移転。そこで一部信者たちは宮本との集団生活を送っていた。宮本が病死した時点で、信者は80から120人ほどだったという。
実は、事件の3年前、すでに書かれていたという遺書に、こんな一文が記されている。そこには、
「先生のお世話をするのが神の花嫁の仕事。先生と天国へいきます」
などと記されていたのだった。
教祖が死んだら自分も死ぬという帰依と心酔ーー。自殺した神の花嫁たちの心の中は、現在も闇に包まれたままだが、この事件を享楽的にとらえた一部マスコミが「セックス教団」などと取り上げたことなどから、「真理の友教会」は解散に至っている。
1986年 真理の友教会「神の花嫁事件 女性信者7人は、なぜ焼身自殺を決行したのか!?
2019.01.01 12:00
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