1936年に近藤篤三郎によって発見された新潟県長岡市の火焔土器(かえんどき)。縄文時代を学ぶときには必ずと言っていいほど取り上げられるので、一度は見たことがあるでしょう。
現在、火焔土器は長岡市が所有していますが、この火焔土器の3Dデータが「縄文オープンソースプロジェクト」によって、誰でも自由に利用できるオープンソースとして公開されました。
縄文土器を始めとする文化財は、研究や保護の観点から3Dデータを作成することが少なくありませんが、オープンソース化し一般市民が自由に活用できるよう提供されるのは極めて珍しいこと。
自由に利用できるようになったことで、クリエイティブシーンへの活用や縄文文化に関するコンテンツの充実も見込めるでしょう。
3Dデータをもとに立体化させることができるので、クリエイティブやエンタメの分野だけではなく、歴史研究においてもきっとプラスになることが多いかと思います。