「今まで倒したことがない技で倒す!」那須川天心、再起戦の相手はアルゼンチンの強豪

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「今まで倒したことがない技で倒す!」那須川天心、再起戦の相手はアルゼンチンの強豪

 キックボクシング団体RISEは.10大田区総合体育館大会から開幕するRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES 2019』の対戦カード発表。17日に都内のホテルで会見を開きファンにも同時公開した。

 注目は昨年の大晦日に行われた『RIZIN.14』(さいたまスーパーアリーナ)のフロイド・メイウェザーとのスペシャルエキシビションマッチで、初のKO負けを喫した“神童”那須川天心の再起戦。今回開催される8人参加の世界トーナメントは、天心がずっと提唱していた。昨年RIZINでの開催が企画されたこともあったが、堀口恭司戦、フロイド・メイウェザー戦といったイレギュラーなビッグマッチが組まれたこともあり、昨年初の世界タイトルを創設したRISEのリングで開催されることとなった。

 -58kg世界トーナメントは、天心、志朗(以上日本)、ロッタン・ジットムアンノン、スアキム・PKセンチャイムエタイジム(以上タイ)、フレッド“The Joker”コルデイロ(ポルトガル)、フェデリコ・ローマ(アルゼンチン)、タリソン・ゴメス・フェレイラ(ブラジル)、そして後日発表とされていた最後の1枠にウラジスラフ・ミキータス(ウクライナ)が加わった。3大会でトーナメントを進め、世界6カ国、8選手が優勝賞金1000万円を争う。

 天心の1回戦の相手は、アルゼンチンの強豪、フェデリコ・ローマに決定した。フェデリコはRISEに参戦しているイグナシオ・カプロンチと同門。WKN世界タイトルなどを獲得しており63勝4敗1分(31KO)の戦績を誇り、イグナシオの影に隠れていた実力者だ。RISEにはセコンドで常に来日しており、周囲の実力は把握済み。本人はトーナメント制覇へ自信満々だ。

 天心とイグナシオは2017年11月に対戦。イグナシオが計量に失敗し、ペナルティーを課された中、天心がKO勝ちを収めた。フェデリコにとってはイグナシオの敵討ちをする意味でも負けられない。「私は“小さな巨人”と呼ばれている、WKN世界チャンピオンだ。パンチ、キック、ヒザのパワーは同階級には負けない。メイウェザーはパンチだけだけど私は全て使える。天心は覚悟して待っていてほしい。私は勝つために日本へ行くよ」とメッセージを送った。

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