見渡す限り一面の砂漠のど真ん中。砂丘のうえに登ったところ、どこからともなく聴いたことのある曲が聴こえてきた。その曲は何度もリピートを繰り返す。
想像しただけでも感動しそう。
そんなアート・インスタレーションがナミビアに広がる世界最古の砂漠、ナミブ砂漠で展示されている。
茫漠とした砂漠のど真ん中で、TOTOの名曲『アフリカ』を時の終わりまでエンドレスに流そうというプロジェクトだ。
TOTO FOREVER 2
・MP3プレーヤーで永遠に再生
製作者はナミビア系ドイツ人アーティスト、マックス・ジーデントップ氏。
作品名は『TOTOよ永遠に(TOTO Forever)』で、「過去40年でおそらく一番人気のあった曲へのトリビュート」だそうだ。
作品は、7本の白い台のうえにMP3プレーヤーとスピーカーが置かれ、太陽電池で電力を供給するという構成だ。
MP3プレーヤーにはアフリカ1曲だけが保存されており、それを”永遠”にリピート再生する。機械が損傷しない限り、太陽電池の力でずっと曲は流され続けるのだ。
・大ヒットソングへの究極のオマージュ
アメリカ出身のバンド、TOTOが1982年に発表したこの大ヒットソングは、2017年にユーチューブで4億4000万回視聴され、もっとも視聴された動画になった。
ジーデントップ氏はこの曲がアフリカを象徴しているから選んだとのこと――その点、異論を挟む余地はない。