中国共産党機関紙『人民日報』は2015年、中国四川省重慶市郊外の山岳地帯に、世界一広い巨大シェルターがあることを明らかにした。
この核シェルターは1960年代初めから建設が開始されたが、当時は中国と敵対関係にあったソ連や米国との戦争を念頭に置いており、攻撃されにくい内陸部のシェルターに、軍関係機関や軍需工場を建設、反撃用の核兵器も貯蔵されたという。
1967年2月に建設は開始され、完成したのは1985年で、18年間の歳月が費やされた。建設予算は7億4000万元で、1978年に始まった日本からのODA(政府開発援助)が途中から使われたかもしれない。「当時としては空前絶後の巨大国家プロジェクト」と人民日報は自慢げに伝えている。
核シェルターは重慶市郊外だけではない。習近平国家主席らチャイナセブン(中国共産党大幹部)の住む中南海(政府や党本部、要人・秘書の居住区)から西北へ20キロ、森林公園となっている木々の茂みを利用し、隠れるようにトンネルが掘られている。地質的には洞窟も多く岩盤が折り重なっており、避難場所として適切との判断があったのだろう。
中国版核シェルターの存在は想定されていたものの正確な場所が判明したのは、16年に習主席が軍服姿で視察に同施設を訪問したことが写真とともに公開されて以降だ。
「核シェルター内にはコンピュータの指令室、移動用車両を載せるレールが敷かれ、エレベーターも設置されています。地下水が潤沢で100万人が生活できるともいわれますが、空気汚染より、水質汚染が長引くために浄化設備が唯一の問題とされ、こうした弱点を補う改良につぐ改良工事が、数10年にわたって重ねられており、最近も設備の更新がなされたようです」(中国ウオッチャー)
核戦争になっても中国共産党員だけが生き残れば、めでたし、めでたしとでも考えているのだろう。
中国共産党は「核戦争」を想定し巨大核シェルターを建設している
2019.01.24 18:10
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