1月21日、12歳の男児に淫らな行為をしたとして、22歳の女が強制性交等罪の疑いで逮捕された。
女は香川県高松市に住むパート従業員で、被害者の男児とはオンラインゲームを通じ知り合ったとのこと。警察によると、女は21日午前11時ごろ、男児が13歳未満と知りながら市内の自宅で淫らな行為に及んだという。
今回の容疑となった強制性交等罪は、一昨年の刑法改正で強姦罪から改められたもの。これまで、強姦罪では被害者が女性に限定されていたが、改正により性別に関わりなく罰することが可能となった。また、13歳未満に対しては、暴行や脅迫を伴わなくとも“行為”だけで罰することができる。
事件の憂うより、羨ましがる男たち
被害者側が男児とはいえ、紛れもない“性犯罪”である今回の事件。しかし、同事件がニュースとして報じられると、ネット上では、
《これ犯罪なの?》
《うらやましさしかない》
《俺と変われ》
《これご褒美だろ》
《ガキも何か罰されろよ》
《誰も損してないよね》
《22歳女性に淫らな行為とかされた過ぎるでしょ》
《ようやく現実が本に追いついたか》
などといった書き込みが。掲示板等では、「事件を憂う」というよりも、どこか“ねたみ・嫉妬”を感じる声が相次いでいる。
「日本はこと性犯罪に関して、風土として“被害者感情”の視点が決定的に抜け落ちていると言えるでしょう。例えば、2017年に俳優・小出恵介と17歳少女の淫行が報じられた際、ネット上では『ハニートラップかもしれない』『小出とヤレるならJKも本望だろ』といった心ないコメントが多く上がっています。また、アメリカを中心に『#ME TOO』というセクハラ告発が流行した昨年も、国内では『息苦しい世の中になった』といった反対意見が多かったことは記憶に新しいことです」(ネット上の犯罪に詳しい専門家)
今回の事件に関しても、国内の反応は“異常”と断じざるを得ないだろう。
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