お笑いタレントのヒロミがMCを務めるフジテレビの新バラエティー番組『アオハル (青春) TV』が、去る1月27日にスタートした。同番組の放送枠は毎週日曜日21時からの1時間。裏には日本テレビ『行列のできる法律相談所』、TBS『日曜劇場』などがある厳しい時間帯だ。
「初回は2時間SPでしたが、視聴率は5％割れの4.1％と“予想以上”でしたね。バラエティーの初回に2時間も使って4％というのは、ほとんど聞いたことがありません。通常の1時間枠でも、これだけ数字が悪ければもたないでしょう。3月終了は確実ではないですか」（テレビ雑誌編集者）
番組は年齢を問わず、何かに夢中になっている各地で発掘した「青春な人」を紹介する内容だ。
「“高速指パッチンをする大学生”、“駅のアナウンスを再現する演歌歌手”、“フレディ・マーキュリーのなりきりさん”……など、青春というより趣味の世界の人ばかり。別に“発掘”なんて大げさにうたわなくても募集で十分できますよ」（同・編集者）
ヒロミの他、レギュラー陣はジャニーズ『Sexy Zone』から2人、ビビる大木、DAIGOら。メンバーからして、紹介する人を応援するスタンスよりチャカす感じがアリアリだ。
視聴率アップの秘策は?
「本来は『でんじろうのTHE実験』が20時から1時間。それに続いての21時からの放送になります。でんじろうは、おなじみ理科教育の専門家。マジックのような見せ方でさまざまな現象を見せてくれるので勉強になります。この2番組の対決は見ものですね」（同）
それにしても、一時干されていたヒロミが日曜日ゴールデンタイムのバラエティー番組のメインMCに抜擢されるとは、時の流れは早いものだ。
「ヒロミは堺正章に横柄な言葉をはき、芸能界追放状態でした。しかし許しが出て一気に画面復帰。元ヤンキーでゲストやパネラーに『お前よ～』『締めたろか』の下卑た言葉しか使えない。日曜の夜に、こんなMCの番組など誰が見るのでしょう」（制作マン）
果たして、視聴率アップの秘策はあるのだろうか。