恋愛において男女のすれ違いは避けられません。
女同士ならば通じる理屈も男性には通じませんし、逆に男同士なら当然の理屈も女性には通じないことも往往にして御座います。
この差こそが男女のすれ違いを生み出す原因なのですが、それでは一体なぜ男女でここまで考え方が違うのでしょうか?
よく言われる話としては「男性は狩りに出かけ女性は村に残っていたから本能に差が生まれた」というものが御座いますが、それでは具体的に本能にどのような差が生まれたのかということを解説させていただきます。
■男性の生存戦略
男女の最大の違いは「子どもを産めるか産めないか」という点でしょう。
そしてその違いは「生涯に残せる子どもの数」という面でも明確に差が生まれます。
たとえば女性の場合、どれほどがんばってもせいぜい10人くらいしか子どもを残すことはできません。世界記録では70人近くの子どもを残した女性もおりますが、一般的には10人くらいが限界でしょう。
一方で男性の場合「モテさえすれば」という条件こそ付きますが、その気になればいくらでも子どもを残すことが可能です。
歴史上の人物では100人以上の子どもを持つ男性も決して珍しくはありません。
人間も生物である以上、どうすれば後世に自分の遺伝子を残せるのかということが本能に深く刻まれています。
残念ながらそう考えると男性にとって「同じ女性を抱き続ける」というのは極めて非効率的な手段であると言わざるを得ません。
■浮気は間違いなく本能
生物学的に考えれば、男性の浮気は本能です。
本能だから許されるというわけではありませんが、本能にそれが組み込まれているということは理解したほうがよいでしょう。
根本的にすべての男性には浮気欲求があるのです。もちろんその欲望の大きい小さいに個人差は御座いますが、浮気欲求が0という方はほぼ存在しないと考えなくてはなりません。
むしろ「浮気欲求が0」という男性がいたらそちらのほうが警戒をしなければならないでしょう。