加藤諒主演「パタリロ!」、実はお蔵入り寸前の“いわくつき映画”だった

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加藤諒主演「パタリロ!」、実はお蔵入り寸前の“いわくつき映画”だった

 現在、大ヒット上映中の映画「翔んで埼玉」。ここに来て、原作者で漫画家・魔夜峰央氏のもう一つの名作「パタリロ!」も映画化されることが明らかになった。しかもパタリロ役を演じるのが、なんと若手個性派俳優・加藤諒。早くも注目が集まっている。

「映画公開となるのは6月28日。実は加藤は、同作品の舞台でも主役を務めたことがあり、今回主役を務めるにあたり『こんなに作品に愛を注いだことは初めてなので、パタリロ役はほかの人に演じて欲しくないんです』と“パタリロ愛”を語っていました」(映画誌ライター)

 加藤は3月12日のオフィシャルブログで「今までに観た事ない、ぶっ飛びな作品になっておりますので普通の映画と思って観に来ないで下さい」と意気込みのほどを綴り、作者の魔夜氏も「映画化なんて感無量! 舞台版の時から実写は不可能だと思っていた」と、感激のコメントを寄せている。ネットでは「パタリロ絶対加藤諒くんハマり役だよね」「加藤諒くん以外にパタリロ似合う人考えられない」「ビジュアルもばっちり」など期待に満ちたコメントが寄せられている。

「舞台『パタリロ!』が最初に上演されたのは2016年。その後2018年に『「パタリロ!」☆スターダスト計画☆』が上演されました。当時を知る者は『加藤諒くんのパタリロは舞台してる時から気になっていた』『舞台とはまた違う演出がありそうですね』といった声も上がっています」(前出・映画誌ライター)

 しかし、実は劇場版「パタリロ!」は、“いわくつき”の映画だった。

「『パタリロ!』の映画化は以前から進められていましたが、昨年の4月舞台版で主要キャラのバンコランを演じた俳優の青木玄徳が、路上で女性に抱きつき怪我を負わせ、逮捕されるという不祥事を起こし、ファンからも“映画はお蔵入りか!?”など怒りや心配の声が、数多く上がりました」(スポーツ紙記者)

 しかし、今回の映画版では“謹慎”の解けた青木がバンコラン役として出演。

「事務所としては、映画公開が事件から1年以上たっていることもあり、“禊”は終わったと判断したのでしょう。ところが一部のファンからは『パタリロで復帰って何考えてんの』『性犯罪に関する認識軽すぎない?』といった非難の声も上がっています」(前出・スポーツ紙記者)

“いわくつき”のこの映画。果たして、「翔んで埼玉」に続く大ヒットとなるか!?

(窪田史朗)

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