朝ドラ『なつぞら』松嶋菜々子と藤木直人の“戦後感ゼロ”に酷評!

| まいじつ
朝ドラ『なつぞら』松嶋菜々子と藤木直人の“戦後感ゼロ”に酷評!

4月1日から始まった広瀬すず主演、NHK朝の連続ドラマ小説『なつぞら』の初回視聴率が、22.8%(関東・ビデオリサーチ調べ)だったことが分かった。初回で20%の大台を超えたのは、2017年後期『わろてんか』から4作連続となる。

現在放送されている『北海道・十勝編』では、酪農で生計を立てている柴田家に引き取られた奥原なつ(広瀬)が、北海道の大地で力強く生きる姿が描かれるが、早くもその柴田家のキャストに「不自然な点が見られる」と、ネット上で話題になっている。

「柴田泰樹役の草刈正雄は圧倒的な存在感で、無骨な開拓民を演じていて、かなり評判がいいですね。しかし、その一方で、富士子役の松嶋菜々子には酷評が飛び交っています。ネット上では『相変わらずの大根だなー』『開拓民らしさが皆無だよな』『小ぎれい過ぎて、金持ちの奥様みたい』など、散々な言われようです。牧場を営んでいるのに、およそ開拓民一家とは思えないような化粧までしていて、違和感がハンパないのです。決して裕福な一家ではないにもかかわらず、赤の他人のなつを家族として向かい入れる話なのに、肝心の生活感を全く感じさせないため、視聴者がイマイチ話に入り込めないのです」(エンタメ誌記者)

同様に富士子の夫・柴田剛男役の藤木直人にも同じような批判が集まっている。

《戦争をくぐり抜けてきた男とは思えないキャラクターだな》
《人の良さは伝わるが、友人を戦争で亡くしたとは思えないほどの〝ゆるキャラ〟》
《町役場の職員みたいだな。さすが婿養子》

など、こちらもキャラクターにリアリティーがないことが問題視されている。

今更ながら気づかされる俳優のリアリティー

「結局、藤木、松嶋どちらも役になりきれていないんですよ。1983年に放送され、その後、世界中で大ヒットした朝ドラ『おしん』では、おしんの両親役を伊東四朗と泉ピン子が担当しましたが、2人とも、貧しい小作人農家を見事に演じていて、多くの視聴者が感情移入したものです。『なつぞら』の視聴者の中には、あまりにも現実味がなくて、終戦直後の時代設定ということにすら気が付かなかった人もいるようですよ」(同・記者)

そんな中、第2話では、東京の焼け跡でさつまいもをくれたおばあさん役に、朝ドラ初代ヒロインの北林早苗が登場し、圧倒的な存在感を見せつけた。

ドラマの面白さは脚本や演出も大切だが、それ以上に俳優の演技力や存在感も重要だ。果たしてドラマ通をうならせる展開がやってくるのか。今後の展開に期待したい。

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