ロマン優光のさよなら、くまさん
連載第132回 弟子入り銭湯絵師問題 弟子入り銭湯絵師をめぐる盗作騒動から派生した、彼女によって業界内でスポイルされることになったと主張する人物が現れた件。漫画家の寺沢武一氏が週刊誌上で女性アシスタントに対するセクハラ・パワハラ問題で告発されることになった件。最近話題になってる2つの事柄ですが、共通して感じるのが、告発側のやり方があまりよくない感じで、悪印象を与えてしまっているということです。告発されていることが事実かどうかということよりも、告発者がうろんな存在になってしまっているというか。
銭湯絵師をめぐる騒動の場合は、相手が盗作騒動で叩かれている最中で反論ができない状況の中、客観的な証拠を提示することないまま一方的な主張を始めたところ。寺沢氏をめぐる問題に関しては、女性アシスタントが硬めのメディアではなくスキャンダリズムを売りとするメディアで告発している上に、彼女が寺沢氏に対して悪質な言動を発するツイキャスを行っていたという第三者からの証言があるということ。
こういう感じだと、告発された側にも問題はあったが、告発している側にも何らかの問題があるのではないかというふうに感じる人も当然でてきます。それはなぜかというと、ちゃんとした手順を踏まない告発だからです。
自分が正式に高名な銭湯絵師の弟子であったのに、盗作騒動の渦中の女性が後から弟子入りしてきた上に、彼女やその背後の力によって不当に弟子の資格を剥奪されたというなら、少なくとも正式な弟子として認められていたという第三者からの証言くらいは必要になってくると思うのですよ。地道な証拠固めもせずに、Twitter上で一方的に吹き上がっているように見えるやり方をしていたら、かんぐる人が出てきてしまうのは仕方がないことです。今のやり方だと、銭湯絵師界隈のことに対して何の知識もないままに彼女の告発に対して素直に信じて応援する人が出てくる一方で、うさんくさく思う人もいるわけで、真実を告発しているのなら、それがそう思われないような条件を自ら作ってしまってるのは損だと思うのですよ。