各方面で話題騒然、映画監督の井筒和幸氏とミュージシャンの泉谷しげる氏のメッタ斬り対談。第2回目は、新元号「令和」という時代の生き方について、2人の男が語り合った! 第1回目はコチラ(https://taishu.jp/articles/-/65038)
■いずみや・しげる
1948年、青森県に生まれ東京で育つ。71年にデビュー。72年『春夏秋冬』が大ヒット。79年に初主演したドラマ『戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件』で芸術祭優秀賞を受賞。以後、俳優としても高く評価されている。
■いづつ・かずゆき
1952年、奈良県生まれ。75年にピンク映画の監督としてデビュー。1981年『ガキ帝国』で日本映画監督協会新人奨励賞を皮切りに多数の映画賞受賞。日本映画界屈指の名監督。テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍。
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井筒 しげるさんは、健康について何か特別なことをしてます?
泉谷 やっぱりライブだよな。全国を巡って大声で歌うってのが、俺にとっては一番の健康法。皇居マラソンと変わんないよ。
井筒 僕も映画を撮るって仕事が、健康法みたいなもんやしね。他に趣味なんてないもん。フォークルの加藤和彦が言ってたけど、「生きてることが趣味」って感じ。
泉谷 「生きてることが趣味」か……。加藤和彦もイイこと言うね(笑)。まあ、今の日本人の男なんて、ろくすっぽ趣味も持てないんだけどな。そもそも、趣味の物を置けるような自分の部屋を持っている男が少ないもん。
井筒 このご時世に“男”として生きるのは、けっこう大変なことですから。