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スコットランドの山あいに細長く湛えられた神秘的なネス湖。ここは言わずと知れた伝説のUMA、ネッシーがいく世代にもわたって目撃されてきた場所である。
1934年に大々的に報じられたネッシーを撮影したとされる写真は、のちにフェイクであることがわかったが、その後も目撃例が相次ぎ、ネッシーらしき何かが必ず潜んでいるはずだと信じている人も多い。
昨年、ニュージーランドの研究チームはネッシーのDNA調査を行うことを発表。まだまだ夢とロマンを捨てたくない熱いUMAへの想いだが、ネッシー研究家のスティーブ・フェルサム氏の見解は、ちょっと残念な感じのものだ。
ネッシーと思われる生き物はいるにはいるが、それはヨーロッパオオナマズであるというのだ。
・ネッシーの正体はヨーロッパオオナマズ
彼はこう語っている。
説明可能な現象です。あらゆる証拠に目を通し、目撃者の話も聞きましたが、一番ありえる線は、ヨーロッパオオナマズでしょう。
ヨーロッパオオナマズは、この地域においては外来種で、成長すると体長4メートルにもなり数十年生きる。