東京都墨田区の「たばこと塩の博物館」でマッチの歴史と、マッチラベルのデザインを紹介する展覧会「マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~」展が開催されます。
マッチは、簡単に火を点けられる画期的な道具としてヨーロッパで誕生し、19世紀半ばから世界に広がりました。マッチの誕生は、喫煙具やタバコ文化に大きな影響を与えました。
日本ではマッチ産業の育成がはかられ、1890~1910年代には世界屈指の輸出量を誇るマッチ大国になったのをご存知ですか?当時の輸出用マッチラベルには、西洋のラベルを模倣しつつ、日本の伝統意匠や輸出先の好みを取り入れた、独特なデザインを見ることができます。
明治〜昭和初期に日本で製造されたマッチ箱のラベルデザインは、今見ても学べることがたくさんあり、現在でもマッチコレクションを趣味にしている人は存在します。
「マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~」展では、「マッチ登場」「国産マッチのあゆみ」「マッチラベルの世界」の3つのコーナーで構成し、約500点の資料を展示。