「志望動機は何ですか?」
「はい、グローバルに展開している企業姿勢に興味を持ちました」
いきなりこのように書いて良いものか迷いましたが、このコラムを読む中で皆さんに気が付いて欲しいので、あえて目立つような書き方にしました。恐らくこれをご覧の皆さんは「えっ、何がいけないの?」と感じたに違いありません。 もちろん間違いではありませんが、面接官である私に皆さんがこのような回答をしてきたとしたら、次に私は「では、弊社がグローバル展開していなければ興味がなかった訳ですね?」と聞くと思います。
さて、そう問われた時の皆さんの反応は?
恐らくまず「いいえ、違います」と言い、何か考えて回答するはずです。
志望動機の一つに過ぎないことを堂々と回答し、少し掘り下げられると答えに窮してしまう。採用担当者が志望動機で何を確認するのかというと「この学生の入社意欲がどれ位あるのか」ということなのです。入社意欲が高ければ、準備万端整え面接に臨むはずです。従って、先述のような回答では第一志望には程遠いと判断されます。これとは別に「弊社の志望順位は?」と聞かれ「御社が第一志望です」と答えたとしても整合性が取れず、第一志望ではないと判断されるのです。
「アウト」な志望動機を例として挙げると、「教育制度が充実している」「人事の人柄」「社風」「多分野にわたって展開している」「人の役に立ちたい」などがあります。これらはすべてどこの会社でも通用する程度の薄い志望動機ということが判りますよね? したがってこれらは「アウト」であり、その逆にどこの会社に対する想いかがかわかるような強い志望動機であれば良い評価を得られるのです。何も難しいことではありません。自分の目と耳で感じたものを言葉にし、思いの丈を述べれば良いのです。ライバル達は企業のHPや就職情報サイトから引用しがちです。そのまま使うのではなく、それを踏まえてオリジナルの志望動機にする。これが秘訣です。