『幸せ! ボンビーガール』(日本テレビ系)の放送内容に「ヤラセでは?」と指摘する視聴者が、このところ増えている。番組内の人気コーナー「上京ガール」では毎回、地方出身の女性が格安の部屋を求めて不動産仲介業者とともに物件を探し回るが、希望家賃が「いつもいつも、あまりに安過ぎる」などと批判の的にされている。当初は出演女性をたたく声が出ていたが、放送を重ねるたびに番組に疑惑の目を向ける視聴者が出始めている。
6月11日放送回では、女優を目指して熊本から上京する女性を特集。事務所は決まっていないというが、コールセンターの仕事で貯めた38万円を元手に東京に向かった。「治安が良く、家賃が安め」が希望で、世田谷区、京王線内の物件を探すことに。
毎回「女優志望で上京」→「ヤラセっぽい」
希望家賃が月3万円だと明かされると、スタジオは「安過ぎる」と騒然となった。結局、女性は家賃を月5万円台に切り替え、世田谷・千歳烏山駅圏内の1Kの部屋に住むことに決めた。
5月21日放送回でも、女優志望の女性が渋谷や有楽町にすぐ行くことができ、家賃5万円以下の物件を希望。結局、練馬の氷川台駅・小竹向原両駅近くにある5万5000円の物件に決めたが、この日も視聴者から「家賃の相場が分かっていない」と呆れる声が続出していた。
こういったことが続くため、6月11日の放送終了後は「希望家賃は番組側が設定したものでは」と疑う声が出ることに。
《芸能志望で上京、毎回同じパターンなんだからそろそろ察しなよ》
《最近上京ガール、ヤラセっぽいよね》
《毎回思うけど世田谷区で三万の家賃てヤラセじゃないの》
《やらせじゃなきゃアホ過ぎやろ》
《かわいくて芸能界目指してる子ばっかりでやらせ感半端ないわ》
「上京ガール」以外にも、一般女性の生活苦を取り上げては「相場感覚がない」とたたく声が寄せられている同番組。視聴者はバッシングの矛先を女性から番組サイドに寄せ始めたようだ。
たたかれる出演女性は気の毒だが、同じパターンに飽きている視聴者が多いのだろう。
【画像】
Aaron Amat / Shutterstock