『集団左遷』に『あなたの番です』! 惨敗春ドラマ低視聴率のワケ

| 日刊大衆
『集団左遷』に『あなたの番です』! 惨敗春ドラマ低視聴率のワケ

 2019年の春ドラマも放送開始から2か月近くが過ぎ、勝ち組、負け組が明確になってきた。ここでは、不調といわざるをえないドラマ3作品の不振の理由を考えてみよう。

 まずは1桁視聴率を連発している『集団左遷!!』(TBS系)だ。初回放送こそ平均視聴率が13.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/以下同)と好スタートだったが、第6話では7.8%までダウン。福山雅治の主演、『下町ロケット』などで知られる日曜劇場という人気枠。ヒットする要因はそろっていたのだが、不調の原因はズバリ「必要以上の元気よさ」だろう。

 主演の福山はこれまで『ガリレオ』(フジテレビ系)でキレキレの物理学者を、10年の大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)では坂本龍馬を演じ、重厚な演技が評判になった。それだけに『集団左遷!!』でテンション高く「がんばれ!」を連発する銀行員の片岡は、しっくりこない。また、日曜劇場らしからぬコメディなタッチも「必要以上の元気よさ」を感じ、『半沢直樹』のような重厚な作品を求める日曜劇場ファンにはつらいだろう。

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