「小池さんが都知事選出馬なら自民党が応援するのは当たり前」と一段と小池百合子都知事再選支持のトーンを強めている二階俊博自民党幹事長。小池氏と対立してきた都議会自民党は猛反発、“反小池要望書”を自民党都連(鴨下一郎会長)に提出し、党内の亀裂が深まっている。
「要望書では小池都政の失政を批判し、来年の知事選で独自候補擁立を強く訴えています」(都政担当記者)
「再選を狙う小池氏は二階氏にすり寄るだけでなく、自民党に媚を売る行動も繰り出している。その一つは都知事特別秘書に元副知事の村山寛司氏を選任したこと。村山氏は石原慎太郎都知事の下で副知事をこなし、内田茂元都議や高島直樹都議ら都議会自民党大物らと太いパイプがある。つまり、村山起用は反発を続ける都議会自民党との手打ちを狙ったとの憶測が飛び交っている」(都議会事情通)
そして、谷垣禎一元自民党総裁を「東京パラリンピック懇談会名誉顧問」に委嘱した。
「今年の自民党大会で自転車事故で政界引退した谷垣氏が車椅子で登壇、自民党鼓舞演説は関係者ばかりか多くの国民も涙した。そういう意味では谷垣氏を来年の都知事候補に推すべきとの声が四方八方から噴出しました。仮に都知事選出馬なら谷垣都知事は堅いと言われるほど。小池氏にも、その声は届いている。今回の名誉顧問依頼は、出馬封じとも囁かれています」
こうした一連の小池氏の動きに対し、都議会自民党は冒頭のように猛反発している。
「2017年の築地再開発方針『築地は守る。食のテーマパーク機能を有する新市場とする』とした小池発言は、いまや180度異なる。国際会議場、展示場計画…。会計も市場会計から一般会計に所管替え。血税投入の流れは看過できない」(都議会自民党関係者)
さらに、2016年都知事選挙では自民党候補を破り、翌2017年の都議選は反自民党を打ち出し大躍進。57議席あった自民党を23議席まで激減させた恨みつらみも重なる。
「小池氏は2017年の国政にも手を出し大失速した。例の“排除する”ですよ。人気凋落のため、手のひら返しで自民党にすり寄る姿勢は欺瞞に満ち溢れ許せない」(自民党関係者)
反小池派には菅義偉官房長官の姿も見え隠れするが、一方でこんな声もある。
「小池氏の支持率は絶頂期に比べれば相当下がったが、それでも50%前後はまだキープしている。自民党では相当な候補者を選ばない限り勝てないという見方もあり、“二階氏はそこを読み切ったうえでの小池支持だ”という声もあるのです」(政治評論家)
二階幹事長は“小池支持”で大博打を打った。
二階幹事長が再び「小池都知事支持」発言で自民党内猛反発
2019.06.17 22:00
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