原泰久の人気漫画を実写映画化した、山崎賢人(24)主演『キングダム』の快進撃が止まらない。4月19日の公開以来、いまだにヒットを続けており、すでに興行収入は50億円を超えている。
原作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に2006年から連載されている漫画。古代中国を舞台に、後の始皇帝となる秦王・政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に、乱世を生きる男たちの活躍を描いた作品だ。原作コミックは3600万部を突破し、かねてより実写映画化を望む声が上がっていたが、あまりのスケールの大きさに「実写化は不可能なのではないか」といわれていた。それを見事実現させ、興行収入でも大成功させたのが今作なのだ。
漫画の実写映画は「つまらない」「これならやめてほしかった」と叩かれることもある中で、映画『キングダム』は、「最高のエンターテインメントかつ原作に忠実な作品!」「原作の世界観そのままに描いていてキャストもしっくりくる!」という感想が上がっており、原作ファンも納得の出来となっているようだ。
映画製作会社関係者は明かす。
「実写版『キングダム』は、すでに続編の製作が決まっています。というか、4作目までの製作が決まっているそうですよ! コミックは現在、54巻まで出ており、今回の映画でも原作の序盤までしか描かれていません。だから、実写版映画もまだまだ製作できるんです。2作目は今年の冬、年内中にはクランクインする予定だそうです。しかし、クランクインまでにはひとつ課題があるそうで、それは、大沢たかお(51)の“筋肉待ち”だといいます」(映画制作会社関係者)
公開中の映画にも登場する大沢が演じる王騎は、身長2メートルで筋骨隆々の将軍。原作ファンからは「王騎の肉体を再現できるのか?」という声もあったが、大沢は体重を17kg増量し、王騎に近づくべく1年間の肉体改造に励んだという。