『いだてん』菅原小春の演技が素晴らしい!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載267

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『いだてん』菅原小春の演技が素晴らしい!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載267

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第267回 『いだてん』菅原小春の演技が素晴らしい!

 7月9日の夜に飛び込んできた、「ジャニー喜多川さん死去」のニュース。小学生の頃、たのきんトリオを通じて「ジャニーズ事務所」の存在を知り、以来40年にわたり、ジャニーズメンバーによって語られる「ジャニーさんエピソード」に慣れ親しんできた身としては、やはりしみじみしてしまうわね。「掃除のおじさんだと思ったら、ジャニーさんだった」「ジャニーさんに『ユー、~しちゃいなよ』と言われた」といった話、今後はあまり聞けなくなるのかしら。芸能界にも、大きな影響があらわれそうね……。

 さて、ジャニーさんの死は、ここで語るには大きすぎる出来事なので、このくらいにしておいて……。今週、ほかに話題になったことといえば、大河ドラマ『いだてん』における、菅原小春の演技かしら。

 実はアタシ、結構な大河ドラマフリークであり、クドカンドラマファンであるにもかかわらず、『いだてん』を今まで、ちゃんと観たことがなかったの。録画はしているものの、半年分もたまっちゃうと、なかなか観る気になれなくてね……。「ピエール瀧逮捕」のニュースも、結局、『いだてん』視聴のきっかけにはならなかったわ。

 ところが! 数日前、「7月7日放送の『いだてん』が、いかに神回であったか」を力説するツイートがタイムラインに流れ、しかも「その回のメインの役どころである人見絹江(1928年のアムステルダムオリンピックで銀メダルを獲った、日本人女性初のオリンピックメダリスト)を菅原小春が演じていた」と知ったアタシは、矢も楯もたまらず録画分をチェック。ダンサーとしての菅原小春のたたずまいが大好きなので、彼女がどんな演技をするのか、めちゃくちゃ興味があったのよ。

 いやあ、キャスティングした人、慧眼だと思ったわ。小春の人見絹代感ハンパなかったし、演技経験ゼロ? とは思えないほどの、堂々たる演じっぷり。一つの道を極めた人のすごみを感じずにはいられなかったわ。小春、これから女優としてのオファー殺到しそうね……。

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