この英才教育は、主砲の去就に影響するのではないだろうか。
4番一塁、清宮幸太郎(20)――。栗山英樹監督(58)が主砲・中田翔(30)の故障離脱を受け、プロ2年目の清宮を4番に抜てきした(8月13日)。その後も4番でのスタメン出場が続いているが(20日時点)、清宮の打撃は不振そのもの。連日の早出特打ちを強要されていた。
「栗山監督は試合終盤、清宮に代打を出す場面も見られました。試練というか、厳しく育てていくと説明していました」(スポーツ紙記者)
4番抜てきまでの清宮だが、中田の離脱前は早出特打ちだけではなく、栗山監督に連日のように“お説教”も受けていた。コーチ陣からは二軍降格も進言されていた。打撃不振の状態での4番抜てきは“英才教育”であり、将来の糧となるだろう。しかし、こんな見方もある。
「中田が戻ってきたら、どうするのか。中田が復帰してきたら4番に戻すと思いますが、一時的な4番では意味がない。4番バッターを育てるには、4番で使い続けなければなりません」(プロ野球解説者)
近年、必ずしも「4番=最強打者」「チームの看板選手」という考え方ではなくなってきた。対戦投手との相性で打順を変える采配もあれば、初回の攻撃で必ず打順が回るよう、3番に本来の4番バッターを置く方法も定着した。栗山監督は「4番・清宮」に代打を送ったくらいだから、中田の復帰後は清宮をスタメンから外す“冷酷采配”も十分に考えられる。
「いや、清宮の中に『中田の代役』という考えがあるのなら、4番を打たせても意味がない。中田に4番を返さないというくらい、強い気持ちがなければ成長しません。栗山監督はそういうことを言い聞かせてから、清宮を4番に据えたのではないか」(前出・同)
試合終盤での代打起用も“発奮材料”とも解釈できる。しかし、清宮をこのまま4番で育てていくとしたら、中田はどうなるのか。2人を競わせてチーム力を高めていく方法もあるが、清宮の成長次第では“あの話”も再現しかねない。
「中田はフリーエージェント権利(以下=FA)を行使せずにチームに残りました。
「4番・清宮」が定着で再燃する日本ハム・中田翔の去就問題
2019.08.20 17:30
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