新日本イギリス大会はG1スペシャル!鈴木みのると棚橋弘至がチャンスを掴む!

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新日本イギリス大会はG1スペシャル!鈴木みのると棚橋弘至がチャンスを掴む!

 新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』が終わり、ジュニアヘビー級勢はアメリカで『スーパーJカップ』に参加し、31日には英ロンドン・ザ・カッパー・ボックスで新日本ロンドン大会『NJPW Royal Quest』を開催する。

 新日本は90年代、G1の次のシリーズで、G1になかったスペシャルカードをメインに、主要都市のアリーナクラスの会場で『G1スペシャル』というシリーズを開催していたが、今回のイギリス大会はまさに『G1スペシャル』というタイトルをつけても文句のないカードぞろいだ。

 “何かが起こる”G1最終日。12日の東京・日本武道館大会のセミファイナルで、オカダ・カズチカ&棚橋弘至対鈴木みのる&ザック・セイバーJr.のタッグマッチが実現した。この中でG1にエントリーしなかったのは、みのるだけ。昨年もエントリーされなかったタイチが、後藤洋央紀を最終日のアンダーマッチで破り、NEVER無差別級王座への挑戦権を得たが、今年はみのるがオカダを完膚なきまでに叩き潰しピンフォール。なんとG1に“選ばれなかった”みのるが、驚きの飛び級でIWGPヘビー級王座への挑戦権を得たのだからたまらない。

 みのるは10、11日と試合後に不気味な笑顔を見せていたのだが、全ては最終戦でオカダとの対戦を実現させるためだったことを12日の試合後に明かしている。みのるはその日が来ると確信してG1のアンダーマッチに出場し続けていたのだ。昭和最後の新日本を知るみのるにとってIWGPヘビー級王座は手に入れておきたいタイトル。本人も「あのベルトは予約済みなんだよ」とかつて語っていた。ファンからの待望論も多く、イギリスの地で悲願達成なるか注目されるところだ。

 G1を負け越して終わってしまった前年度覇者の棚橋。ウィル・オスプレイに敗れ負け越しが決まった10日の武道館大会では「G1負け越し、いつ以来だろう。みんなが俺に引導を渡してくる。『棚橋もういいよ、棚橋もういいよ』って。オカダ、飯伏、内藤、オスプレイ…もう引導はもらいすぎてるから。必ず復調して、必ず棚橋は戻ってくるから」と強がっていたが、内心穏やかではないのは表情を見れば一目瞭然だった。

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