消費税増税まで、あと1カ月。今回、ファイナンシャルアカデミーは、社会人になってから消費税法の施行および2度の消費税引き上げを経験してきた団塊世代(70〜72歳)と、物心ついた時には既に消費税が存在していたミレニアル世代(23〜38歳)に対して、消費税増税に関する意識調査を実施しました。
Q. 消費税増税に向けて、駆け込み購入する?
「消費税増税に向けて、駆け込み購入をしますか?」という質問に対し、全体の約3割が「する」と回答しました。「駆け込み購入をしない」と回答した人の割合を見てみると、ミレニアル世代よりも団塊世代の方が「駆け込み購入をしない」割合が高く、過去の増税時に教訓を得ているという人も一定数存在するようです。
駆け込み購入:ミレニアル世代は日用品・飲食料品、団塊世代は家電・住宅Q. 消費税増税に向けて、何を駆け込み購入しますか?
さらに「駆け込み購入する」と回答した人に対して、実際に何を駆け込み購入するかたずね、世代間でその差を比較したところ、ミレニアル世代は団塊世代よりも「飲食料品・日用雑貨」を多く購入し、団塊世代はミレニアル世代よりも「家電、住宅・リフォーム」を多く購入するという意向の差が見られました。
また、軽減税率制度の対象となっている飲食料品について、ミレニアル世代では約5割が「駆け込み購入する」と回答しており、酒類を除いては駆け込みで購入する必要のない品目を購入検討している様子から、増税に対する関心自体が低い可能性もうかがえます。