9月5日、任天堂の最新情報を伝える番組「ニンテンドーダイレクト」が配信。その番組内の発言をきっかけに、任天堂のライバルハードである「Xbox」がツイッターのトレンド入りする“珍現象”が起こった。
これはNintendo Switchの人気ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のディレクターである桜井政博氏の発言に端を発する。
今回のニンテンドーダイレクトの中で『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の追加キャラクターとして、『バンジョーとカズーイの大冒険』の「バンジョーとカズーイ」が参戦することを発表。
この『バンジョーとカズーイの大冒険』は、イギリスのレア社が開発したNINTENDO64用のゲームソフト。同タイトルは任天堂から発売されたが、その後レア社はXbox360にプラットフォームを変え、2008年にマイクロソフトが『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』を発売した。
桜井ディレクターは、番組内でその経緯を説明したうえで、「『バンジョーとカズーイの大冒険』は、現在はマイクロソフトさんの著作物ということになります」と語った。
同じゲームハードメーカーとして任天堂とマイクロソフトはライバル関係に当たるが、桜井ディレクターは「そのうえで気持ちよく(スマッシュブラザーズ)参戦を許諾いただきました」「非常に感謝しております」と感謝のメッセージ。
さらに桜井ディレクターは「『バンジョーとカズーイの大冒険』を今遊ぶならXboxで遊ぶことができます」「任天堂の番組で言ってしまいますが、Xboxぜひ遊んでください!」と他社ハードを応援する異例のコメントを発した。
そんな前代未聞の発言により、ツイッターでは「Xbox」のワードが一時“トレンド1位”になる事態に。「おい、日本のトレンド1位“Xbox”が取ったぞ。