カンニング防止のため、生徒全員の頭に段ボール箱をかぶせた教師 解雇を求められる

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カンニング防止のため、生徒全員の頭に段ボール箱をかぶせた教師 解雇を求められる

 携帯の持ち込みを禁じ、席の間隔を広く設けるなど、カンニング防止のために学校はさまざまな工夫を凝らしている。海外には、行き過ぎたカンニング対策をして反感を買った教師がいる。

 メキシコ・トラスカラ州の高校で、教師がカンニング対策のため、生徒全員に段ボール箱をかぶせたことで解雇を要求されていると海外ニュースサイト『LADbible』と『NDTV』が9月6日までに報じた。報道によると、教師はカンニングを防ごうと、担当する生徒全員に段ボール箱をかぶるように指示したという。答案用紙が見えるよう、段ボール箱の目元部分にだけ穴が開けられていた。

 生徒が段ボール箱をかぶりテストを受けている様子を何者かが撮影し、何らかの方法で生徒の両親が写真を受け取ると激怒。両親が自身のSNSに写真を投稿し、教師が行ったカンニング対策は暴力行為だと非難して、州の教育委員会に向け、教師を解雇するよう呼び掛けた。

 両親の投稿が拡散されたことで高校側はFacebookを通じて反論。高校側は段ボール箱をかぶらせてカンニング対策をすると事前に生徒に伝え、同意を得ていることと、遊び心がある対策だと主張した。現在、州の教育委員会が事件に対する調査を行っているかどうかは明かされていない。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「カンニングはだめだけど、もっと他の方法があったはず」「教師の考えは単純すぎる。生徒の親が怒るのも分かる」「ここまでするとはよほどカンニング行為が多かったのか」「高校側の反論は幼稚。教師も含め、学校全体で生徒をいじめているみたいに見える」などの声が挙がっていた。

 海外では他にも独特のカンニング対策をして問題になった教師がいる。

 南アフリカ・リンポポ州の高校でカンニング対策のため、生徒に服を脱ぐように指示した教師が、教育委員会で審議にかけられていると、海外ニュースサイト『News24』が2017年6月に報じた。報道によると、教師は生徒にカンニングペーパーを持ち込ませないようにするため、生徒を別室に連れていき、服を脱がせてカンニングペーパーを隠していないかチェックしたという。男女は別々の部屋で服を脱がされたが、中には服だけではなく下着まで脱がされた生徒もいた。

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