内村光良『なつぞら』物議醸した“あの語り”について失敗を認める!?

| まいじつ
画/彩賀ゆう

NHK連続テレビ小説『なつぞら』で語りを務める『ウッチャンナンチャン』内村光良が、自身の語りについて振り返った。かねて賛否が上がっていた印象的なフレーズ「なつよ、来週に続けよ」について言及し、ネット上ではあらためて〝不要〟だとする声が大勢を占めてしまったようだ。

内村は、ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の戦死した父親役として、娘を見守る温かく優しい声でナレーションを吹き込んでいる。放送開始後、物語とは別の第三者としてのセリフが多かったのだが、第9話でなつが父親の形見である手紙を読んだ回で、「なつよ、私は約束通り、今もおまえと一緒にいるよ」と一人称になり、内村が演じる語りは実は父親だったという設定が明らかになった。9月17日の放送では、なつの記憶の中の父親として、内村が登場。背中と手だけの出演でセリフもなかったが、満を持しての登場に話題騒然となった。

「毎日月曜日から土曜日まで放送されている朝ドラですが、毎回内村さんの『なつよ、~』という語りで締められます。そこで、土曜日は〝また来週〟の意味で、『なつよ、~。来週に続けよ』という印象的なフレーズで終わるのがおなじみなのですが、放送開始当初から『来週に続けよって誰目線の言葉なのかよく分からない』『日本語として変』などと、表現に違和感を持つ視聴者が多く見受けられました」(テレビ誌ライター)

日がたつほど邪魔で違和感

そんな声を受けてか、内村はインタビューで「毎週これをお決まりにするのは大変だと思いましたよ」「私も手を替え品を替え、いろいろな言い方でやりましたが、さじ加減が難しかったです。『来週に続けよ』というのは父親的じゃなく、ちょっと俯瞰する感じですからね」と、苦労したことを明かしている。

どうやら、この「来週に続けよ」というフレーズを考えたのは、脚本家の大森寿美男氏らしく、大森氏本人も「違和感を覚える視聴者もいると思います」と、少々無理があったと感じているようだ。

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