テリー おっ、さすが準備がいいねェ。今回はどういうところにこだわったの。
中村 実は今回、初めて事務所から「自分の好きなように作ってみなさい」と言われたんですよ。
テリー それは贅沢だ。
中村 私としても初めての体験なので、半年間ぐらい何回もスタッフと集まって打ち合わせを重ねました。あとひとつ、今までグラビアを15年ぐらいやってきたんですが、私に対して健康的で明るいイメージを持っている方が多いと思うんですよ。
テリー うん、これまでのイメージはそうだね。
中村 今回はそれを大きく裏切るような写真集にしたい、と思いました。例えばカメラをにらんだり、あえて仏頂面を撮ってもらったりして。
テリー (写真集を眺めながら)なるほど、いつもと違う表情が打ち出されているね。
中村 ダークなイメージも含めて、ある意味、私の集大成というか、20代から30代への架け橋になる写真集に仕上がったと思います。
テリー 撮影中の印象的なエピソードはある?
中村 撮影は春の終わり頃に台湾へ行ったんです。向こうでは雨期なんですが、撮影の時だけうまく晴れてくれて、プロデューサーも「しーちゃん、成長してるよ」と言ってくださって、すっかり満足していたんですよ。ところが、帰国して1カ月後に事務所に呼ばれて「追撮が必要になった」と伝えられて。
テリー そりゃまた、どうして。
中村 出版社サイドから「お尻が足りない!」「お尻をくれ!」と言われてしまったんです(笑)。
テリー ハハハハ、お尻のカットが少ないと。