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アニメの作品には「ロボットアニメ」というジャンルがあります。ロボットアニメのタイトルには、「熟語風な漢字数文字の言葉」を前に付けて、その後に片仮名で「主人公ロボットの名称」が来るという形になっているものが多いのです。
例えば、今や日本を代表するロボットアニメともいえる『機動戦士ガンダム』※1は、まさにこの形式に沿ったタイトルです。このような「漢字 +カタカナ」スタイルのタイトルはいつから始まったのでしょうか?
そんな素朴な疑問を、今回独自に調査してみました!
1963年に放送が開始された『鉄腕アトム』は、1話30分・毎週放送というアニメ番組のフレームを作った記念碑的な作品です。原作漫画を描いた手塚治虫先生はアニメ制作にも意欲を燃やした人で、制作を自身の『虫プロダクション』で行いました。
この『鉄腕アトム』は、主人公がロボットだったのでロボットアニメの元祖ともいえる作品です※2。ただし、人が操縦するロボットが活躍するという意味では『鉄人28号』(1963年)こそ元祖といえます。また人が乗り込んで操縦するロボットならやはり『マジンガーZ』(1972年)が草分けということになります。「ロボットアニメ」といえば「人が操縦する巨大ロボットが活躍する」というイメージがありますからね。
しかし『鉄腕アトム』はタイトルも「漢字 +カタカナ」というスタイルになっています。ロボットアニメのタイトルの命名スタイルも、実は源流は手塚先生にあるのかもしれません。