おいしい、でも危ない!「食べると死ぬラーメン」

| 日刊大衆
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 今や日本の国民食となったラーメン。有名店や全国各地のご当地ラーメンの食べ歩きを趣味にする人も増え、メディアで紹介されることも多い。だが、実は危険な食べ物でもあるのだ。

「ラーメンには、炭水化物や脂質、塩分が非常に多く含まれている一方で、ビタミン、ミネラル類、食物繊維が足りません。ラーメンを食べ過ぎると深刻な病気を引き起こす可能性があります」こう語るのは、漢方薬や食品の効果に詳しい薬剤師の田村哲彦氏だ。

 塩分を取りすぎると高血圧や脳卒中になったり、麺に含まれる炭水化物の過剰摂取が原因で糖尿病になってしまう危険性がある。

 過剰摂取といえば、カロリーにもご注意を。たとえば有名な『ラーメン二郎』の場合、トッピングを最大限に追加すると、1杯で2000キロカロリー以上に達することもある。公式HPによれば、『天下一品』の人気メニュー『こってり』は1杯で949キロカロリーだ。

「50代男性が一日に必要とする摂取カロリーは約2500キロカロリー。スポーツをやっている人や、肉体労働の人ならいいでしょうが、デスクワークの人にとっては、明らかにカロリーオーバーです」(田村氏)

 ランチタイムにライスや半チャーハンがサービスされると、つい得した気分になるが、喜んではいけない。基礎代謝の下がる中高年は麺、米、パンなどの炭水化物はなるべく控えたい。中国では主食として食べられるほど高カロリーな餃子を、セットで頼むことも避けるべきだ。

 では、何を食べるべきなのか?

「トッピングになるべく多く野菜を取り入れましょう。野菜類に含まれるカリウムが、ナトリウム(塩分)の排出を促してくれます。また、食事の際、野菜から食べることで血糖値の上昇が緩やかになります。特にオススメの食材は生のネギ。血液をサラサラにしてくれる成分が多く含まれています。あとは、なるべくスープを残すこと。塩分の取り過ぎを抑えることがポイントになります」(田村氏)

 現在発売中の『週刊大衆』12月2日号ではこの他にも、「行列のできる究極のご当地グルメ」など、食に関する特集を掲載している。

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